Mac と Linux にも偽のウィルス感染警告
偽のウィルス感染(サポート詐欺)の警告は、Windows だけではなく、Mac と Linux にも出現します。この偽ウィルス感染警告は、ポップアップの広告やメッセージなどを表示する仕組みを利用しているので、Mac であれ Linux であれ、Web サイトを見ていると「偽の警告画面」は突然発現することがあります。
その例がこちらです。
↑ Safari/macOS Monterey に現れた画面
↑ Firefox ESR/Debian 12 に現れた画面
どちらの画面も、「Windows Defender Security Center」や、「Microsoft サポートに連絡してください」です。macOS や Linux のウィルス感染トラブルを、Microsoft がサポートすることは考えられません。したがって、偽(怪しい)警告という判断ができます。これは、雑なつくり(仕組み)の例です。
しかし、中には Mac ユーザーに対しては、Safari/macOS に対応した偽警告画面で騙そうという例もあります。それが 過去の投稿に掲載した画像です。
この画面をみると、「MacOS」、「Appleサポートに連絡」、「macOSサポート」になっています。さらに macOS デザインに似せて作られています。 巧妙に作られている例です。
しかし、この画面と同時に繰り返される音声メッセージは、『マイクロソフトエンジニアが、お電話でウイルスの削除方法をお教えします』と案内されていました。注意して聴けばおかしい内容であることに気がつきますが、慌てていると不信感を持つ余裕がありません。
心理的に『サポートに連絡』、『サポートに電話』の箇所だけが意識されてしまうようです。
以上
上記の記載内容は独自の理解や個人的な見解に基づいています。
間違いがないことを保証するものではないことをご了承下さい。
コメント