SSD が HDD より安くなるのはいつか?
jcmit.net に、SSD と HDD の販売価格(US$/GB)の過去から現在(2023年5月)までのデータがあることは、前回の投稿でご紹介しました。
そのデータをもとに、近似曲線の式を求めてみました。Excel での近似曲線を求める機能ではうまくフィットする曲線を求めることができなかったので、はやりの Python を使ってみました。環境は、Google Colab です。プログラミング環境を整えるというほど、プログラミングに熱中していませんので、手軽に使える Google Colab でササっと求めてみました。
Python は、まったくの初心者です。それではやりの ChatGPT にコードを生成してもらいました。グラフを作図するコードを含めて生成してもらい、いろいろ注文(修正など)をいれてできたのが下のグラフです。
ブルーの点が HDD のギガバイト当たりの販売価格、オレンジの点がギガバイト当たりの販売価格を示しています。これらは、実際の販売価格のデータを利用してプロットしています。ブルーの破線は’HDD 販売価格’の指数関数の近似式から、オレンジの破線は’SSD 販売価格’の指数関数の近似式から2032年まで算出しています。
このグラフからは、SSD が HDD よりもギガバイト当たりの販売価格が安くなるのは、2030年春以降のようです。しかし、何の意味もない予測です。単純に予測できるはずがありません。
こんなことをしてみたのは、Python と ChatGPT でコード生成を使うための理由づけです。
近似で使った式は、縦軸(US$/GB)を Y、横軸(date)を X とすると、下記です。
HDD: Y = exp(-0.10503*X + 208.263)
SSD: Y = exp(-0.26361*X + 530.239)
この式の結果を前回の投稿で使った Excel グラフに反映させてみました(下のグラフ)。
同じですね。計算の確認になりました。
しかし、ChatGPT、便利です。
以上
上記の記載内容は独自の理解や個人的な見解に基づいています。
間違いがないことを保証するものではないことをご了承下さい。
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