マウスポインターの変更|左手用
左利きではありませんが、マウスは左手で操作しています。右の腕や首にかかる負担が気になり、左手に変更してから結構年数がたっています。
左手の操作では、左手の人差し指でマウスの右ボタンを使って、「クリック」、「ダブルクリック」、「ドラッグ&ドロップ」といった操作を行うことになります。左手の中指では、マウスの左ボタンをクリックしてメニュー表示を行っています。
Windows の標準機能で、マウスボタンを左手用に設定できますが、ポインター(カーソルとも言いますが)形状(デザイン)は右手仕様のままです。
コントロールパネルの「マウスのプロパティ」の「ポインター」をみると、通常、次のような設定になっています。
↑ 左手用にボタンを設定しても、ポインターのデザインはこのままです。左手設定にしたときは、矢印の傾きと位置が逆になってくれないので、なんとなく違和感があります。
↑ 左手用に設定したときは、このようになってくれると、(単なるこだわりですが)違和感がありません。
左手用マウスポインターの入手
ありがたいことに、いくつかの左手用のポインターがダウンロード可能となっています。2種類ご紹介します。
今回は、hccbe にある Windows 10 用の「aero10Left.zip」を利用した例になります。ダウンロードしたら、解凍してください。
ファイルの移動またはコピー
解凍した全ファイルは、「C:\Windows\Cursors」に「LeftHanded」フォルダーを作成して、そこに格納します。よって、パスは「C:\Windows\Cursors\LeftHanded」となります。
「LeftHanded」のような新たなフォルダーを作成しないで、直接「C:\Windows\Cursors」にコピーまたは移動してもよいのですが、標準の Microsoft のファイルと区別する意味で別フォルダーを作成しました。
なお、フォルダーの作成やファイルのコピーなどを行うと、「アクセスは拒否されました」との警告が出現しますが、[ 続行 ]で処理を進めてください。
マウスボタンを左手用に設定(マウスのプロパティ)
コントロールパネルで辿ってもよいのですが、ショートカットで操作します。[Windows]キー+[R]キー、そして「ファイル名を指定して実行」に『main.cpl』と入力し、「マウスのプロパティ」を開きます。
↑ [ボタン]タブを選択。「主と副のボタンを切り替える(S)」にチェックを入れる
マウスポインターを左手用に設定(マウスのプロパティ)
続いて[ポインター]タブをクリックし、カスタマイズを行います。
↑ カスタマイズの箇所にある「通常の選択」をクリックでハイライトし、[ 参照(B)...]から「C:\Windows\Cursors\LeftHanded」を開く。「aero_arrow-Left.cur」を選択し、[ 開く(O) ]をクリック。
マウスのプロパティの[ポインター]の箇所に戻るので、同様にして、他のポインター(ヘルプの選択など)のカスタマイズを繰り返します。対応は、以下の表を参照してください。
項目名 | ファイル名 |
---|---|
通常の選択 | aero_arrow-Left.cur |
ヘルプの選択 | aero_helpsel-Left.cur |
リンクの選択 | aero_link-Left.cur |
手書き | aero_pen-Left.cur |
人の選択 | aero_person-Left.cur |
場所の選択 | aero_pin-Left.cur |
バックグラウンドで作業中 | aero_working-Left.ani |
上記表に沿ってすべての対応を完了したら、設定を保存しておきます。
↑[名前を付けて保存(V)...]で設定を保存(標準設定に上書きしないほうが安全!)。この例では、「LeftHanded (Normal)」という名前。
上記の操作が、マウスのボタンとポインターを左手用に変更する方法です。左手用のマウスポインターは現行の Windows 内に標準機能として組み込まれていないため、このような操作が必要になります。
左利きの人口比率は約10%らしいので、考慮の対象から外れるのでしょう。右利きの人の中でも、一時的に左手でマウスを操作したい人もいますので、それを含めると左手でマウスを操作する人の比率はもっと高くなりそうです。
マウスポインター設定の話題からそれますが、左利きの人口比率は下記を参考にしました。
以上
上記の記載内容は独自の理解や個人的な見解に基づいています。
間違いがないことを保証するものではないことをご了承願います。
コメント